
中古住宅をそのまま販売しようとする時、もしくは解体・更地にして販売しようとする時、いずれの場合も大量の荷物に悩まされる事になろうかと思います。
ご自身のお引越しならまだしも、相続でご両親の家を引き継いだ場合などはなおさらです。到底、全ての荷物を持っていく事はできませんから。
「残す荷物=残置物」は処分費がかかります。基本的に処分業者は1立方メートルあたりいくら、で計算しますので、経済的負担を減らすには残置物をいかに減らすかがカギとなります。
まず最初に、「これだけは絶対に残しておきたいもの」をお手元に引き上げます。いわゆる形見の品だったり、貴重品類などですね。
次は、「中古品買取り業者に来てもらう」事を検討しましょう。以前のコラムで「趣味の品は専門の業者に来てもらって…」」と紹介しましたが、最近は海外で日本の中古品が意外なほど人気を博しています。東南アジアでは日本の中古品専門店などというものもあるそうです。
その影響で「こんなものが!?」というアイテム(例えば食器類など)も持って行ってもらえる場合があります。よほどのお宝でも出てこない限り買取価格はさほど高くないですが、残置物を減らすのが目的ですから、少しでもお金になれば良しとしましょう。

中古住宅として販売する場合は、さらに「購入希望者様が欲しいものを残すようにする」という方法もあります。今までにもそういったケースは何度もありましたが、「農家の物置小屋のわら束」や、「昔の養蚕道具一式」など、目的を聞かないと何に使うかわからないものを大量にリクエストされ、処分費圧縮に寄与したケースもありますので、侮れません。
それでもなお残ったものについては、処分業者にお金を払って処分してもらう事になります。
特に土蔵や大きな物置がある場合は費用が高額になる場合もあります。自治体によっては一定の要件を満たせば補助金が出る場合があるので、該当のお客様にはこちらからもご案内致しますが、事前に自治体に確認していただく事をおすすめ致します。